昨年七月に見た、玉さまと中車さんの「怪談 牡丹燈籠」が
とってもよかったので、
シネマ歌舞伎の別バージョンも見てみたいと思っていたところ、
思いがけずチケットをいただいたので、
最終日の今日、東劇に行ってきました。
東劇に着くと、なにやら大勢の人だかりが。
どうも団体さんのようです。
手には演舞場の松也さんのミュージカルのチラシを持っています。
これから、演舞場なのね。
と、団体さんを横目にしながら切符売り場に行くと、
「”怪談 牡丹燈籠”でございますか?
あいにく満席です」
と、とっても申し訳なさそうに、お姉さんがおっしゃる。
えっ ???
満席???
そんなことってあるの!!!
私のシネマ歌舞伎歴で、そんなの初めてですよ~
だいたいいつも、空席のほうが多かったくらいですもの。
あの団体さん、もしかして、
シネマ歌舞伎と演舞場のはしごをするツアーなのかしら。
ガーン!!!
私、「怪談 牡丹燈籠」を見終わった時間に
待ち合わせしてるんですぅ~
3時間以上あるよ~。
シネマ歌舞伎は、切符持ってても、
当日席を指定するシステム。
こんなことなら、もっと早く来ればよかった。
どうしよう。
で、歌舞伎座の幕見に行ってみることに。
係の人が言うには、
ちょうど「権三と助十」の販売が11時15分からで
ほとんど並ばずにチケが買えるよう。
なぜなら、今、並んでる人、ほとんんどが、
「東海道中膝栗毛」待ちだというのです。
そうか~、そうですよね~。
あと三日ですものね。
これから2時間並んでも見逃したくないですよね。
それにしても、
一部の「権三と助十」と二部の「東海道中膝栗毛」は
続きで買えないって、知りませんでしたよ~。
さて、二週間ぶりの「権三と助十」ですが、
勢いが増して、よりチャキチャキ感が出てた。
獅童さんの江戸っ子度がアップしていて、
動作やリアクションが面白くなってました!
あれは、きっと二部の影響だと思うのですが、
とってもいい影響だと思いましたよ~
「権三と助十」は、二人のキャラの違いをさらに明確にすると
より一層面白いお芝居になるんじゃないかしら。
もっと強いキャラ設定にしてもいいんじゃないかと思いました。
みっくんのアクションも前回とはちょっと違ったところもあって、
面白かったです。
彌十郎さん、七之助さん、こなれた印象。
七之助さんは、玉三郎さんのお芝居で、
研究してるんだろうなあって、思いました。
それにしても、いきなりの幕見だったので、
双眼鏡を持っていないので、顔がぼんやりしか見えず。
双眼鏡の有り難さを実感しました~。
(ちなみに私はオペラグラスではなく双眼鏡を使ってます)
今日は、「怪談 牡丹燈籠」は見られませんでしたが、
涼しい歌舞伎座で、四階から江戸の下町を見下ろしながら、
思いがけず納涼することができてよかったとしましょう。
めちゃめちゃ暑かったですもんね!
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