2016年6月11日土曜日

歌舞伎座のチケットは10年でどれくらい値上げされたか

七月の歌舞伎座は、

猿之助さん、海老蔵さんを中心とした座組み。

二部制です。

私は二部制も三部制も、時間配分としては

それぞれよいと思いますけど、

気になるのは、お値段設定。


六月の三部制のお値段もそうですが、

この不景気&デフレ傾向に反して、

歌舞伎座のチケット代は値上がりし続けています。



10年前、2006年の七月大歌舞伎のお値段と比べると、

こんなに値上がりしてます。

1等席     15,000円 → 18,000円
2等席     11,000円 → 14,000円 
3階A席    4,200円 → 6,000円  
3階B席    2,500円 → 4,000円  
1階桟敷席 17000円 → 20,000円  

明らかに、時代に逆行しています。 当時の演目→ 


10年前は、3階B席2500円だったんですね! 魅力的!


99%の貧困層と1%の富裕層というのは、

最近よく、いわれることですが、

1%の人だけに観に来てほしいというのであれば、

これから、人口が減るにつれて、

一等、二等席の空席は増えるいっぽうでは?

簡単に18,000円出せる人ってどれだけいるのかしら。



それに、歌舞伎座のお席って、

千鳥配列ではなく、前の人と頭がかぶってしまう配列。

しかも、1階席は、

傾斜がゆるいから、前の人の座高が高いと舞台が見えない。


それなのに、

1階最前列も16列も、お値段は同じです。


博多座では、リニューアルしてから、

2階席のA席を3列目までに減らしましたよ~

残りはB席。英断ですよね!


一方、歌舞伎座の2階席は、

7列目までが一等席。

つまり、1階最前列と2階7列が同じお値段!

これはあんまりじゃないでしょうかね。

2階席は4列目~7列は二等でいいんじゃなかしら。

そして、二等席は、10年前の値段に戻す。


それと、上手と中央と下手のお値段が同じというのもね。

上手の35番~43番も二等でいいんじゃないかしら。


それで、今の二等席は三等席ということにすればいい。

三等席は三階A席と同じ値段にして。


歌舞伎にもっとお客さんが来てほしいんだったら、

お席の値段設定を見直して、かつ、

一階席のお席を千鳥配列に直したらよいと思うのですが。

それから、学生料金の導入もぜひ!

検討していただきたいものです。


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