猿之助さんの「四の切」は何度観ても新しい!!!
(ネタバレ的な部分もありますので、
知りたくない方は続きは読まないでくださいませ。)
不思議ふしぎ!
今日出かける前に、
私は四代目の「四の切」今日で何回目だろう?
って、マイログを見返してみたんです。
そうしたら、
初見が2010年の亀治郎の会。
二回目が2012年の演舞場の襲名。
三回目が2013年で御園座の襲名披露公演。
四回目が同じく2013年の襲名披露の関東での巡業。
だから、今回が5回目。
しかし、毎回、新鮮なんですよ~。
私が忘れっぽいのか、それとも、
いいものは、いつ見ても新しい、ということでしょうか?
両方かもしれませんがwww
今回、「吉野山」は、いいかなって思ってたんですよ、正直。
だから、幕見で「川連法眼館」だけ見てもいいかな、って。
しかーし!
もし、幕見を見る予定で、「吉野山」迷っている人がいたら、
絶対見てください!!!
染ちゃん、何と気品あふれる美しさ!
四代目、驚くほどカッコイイ!
猿弥さん、歌舞伎座でもやっぱり面白い!
そして、言わずもがな、お三方とも、踊りが上手~!
こんなに魅了された「吉野山」は初めてです。
それに、私がこれまで観た「吉野山」は
フルバージョンじゃなかったんですね!
こんなに面白かったんだ、「吉野山」って。
踊りの見せ場がいっぱい!
残念ながら勉強不足の私には、
義太夫のセリフがあまり聞き取れず。
ちょっと、しょぼん。
もし全部聞き取れていたらさらに心に響いたことでしょう。
あとで、語りをググってみようと思います。
清元は延寿太夫さんたちでした。
染五郎さんの美しさは目を見張るもので、
そうだ、私は以前にも染五郎さんの女形に
感動したんだっていうことを思い出しました。
以前、染五郎さんの政岡に感動したんです。
私は染ちゃんは、女形が好きなのかもしれません。
そして~、四代目!
めちゃ、カッコいい忠信じゃないですか!
踊りは言うまでもなく。
後見はお二人でした。一人は元モンローのあのお方。
猿弥さんは、お客を笑わせてくれました。
あんなふうに言われたら、一部と二部も観たくなってしまいます。
さてさて、30分の幕間の後は、
いよいよ、「川連法眼館」の場。
寿猿さん、吉弥さん、そして、門之助さん、
それから、四代目の本物の忠信、
そして、笑也さんの静御前。
笑也さんの静は、とっても可愛らしくて、
染ちゃんの静とはだいぶ違いますが、
それぞれがよいです。
猿之助さんの、狐忠信は、
あれ、長袴が、
狐の尻尾に見える!
前からこんなんでしたっけ???
で、帰宅してから襲名披露のときの
筋書きの舞台写真をチェックしたところ、
やっぱり、違ってた。普通の長袴でした。
あー、こうやって、変えてくるから、
目が離せないんですよ、四代目。
さすがに忘れっぽい私でも、
どこから狐忠信が出てくるかは、
各場面でわかっているので、
騙されることなく、しっかりと出も入りも見ることができました。
前回見たときも、あれ、このお芝居ってこんなんだっけ?
って思ったんですが、
今回もそういう感覚に陥りました。
特に今回、
私、初めて泣きましたよ。
親を慕う狐の健気さと、嬉しさに。
だから、宙乗りのときは、
四代目、新しくなった歌舞伎座で初の宙乗り、おめでとう!
っていう気持ちと共に、
よかったね、子狐!
っていう、想いで胸がいっぱいに。
「四の切」、五回目にして、そういう感動を覚えました。
ほんと、よかったなあ。
次回、四代目の「四の切」がかかるときも、
私はきっと見にいくことでしょう。
こちらは、開演前に撮った鳥屋。
こちらは、ワイヤー。
こちらは、三階西から撮ってみた鳥屋の外観です。
改めまして、四代目、
歌舞伎座、初宙乗り、ご成功おめでとうございます!
そして、無事に千穐楽を迎えられますように!
今日のところは、ひとまず、これにて。
他の感想はまた後日。
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