2015年7月7日火曜日

七月大歌舞伎 猿之助さんの「蜘蛛絲梓弦」

2015年歌舞伎座 七月大歌舞伎 昼の部 初日の「蜘蛛絲梓弦」です。



上演予定時間は60分。

もう、色んなものがいっぱいに詰まった濃厚な一幕でした。

右近さんと獅童さんに続いて、
待ってました! の猿之助さんが、花道七三に上がってくると、

場内ざわ~(ジワがくる)&大拍手。

私のお隣のご婦人は、もう一人のご婦人に、
「え、あれ、猿之助? 猿之助?」 とあせって確認中(笑)
 
私は、猿之助さんにめいっぱいの大きな拍手をしつつ、 がん見しつつ、
「あの童は、女の子?、男の子?」
と、???マークでいっぱいに。

この童、頭はおかっぱ(”切禿”というそうです)で、お口は紅色だけれども、
帯をウエストではなく、腰上で結んでいます。

名前は「熨斗丸」なので男の子なのかな。
性別不明だと怪しさがさらに増します。


二役目は薬売り。

出の瞬間を見逃しました! くやしー~(笑)


三役目は芸者風。

チラシには、お役名に”番頭新造”ってあったんで、
新造という名前の番頭さんの男の役だと思ってたんです。

そうしたら、きれいな黒のお引きずりの女性が出てきたから、
え??
 
”番頭新造”って、
太夫付きお世話役の遊女のことだったんですね。

それに、よく見たら、チラシの役名の
番頭新造のあとに”八重里”という女性の名前が付いてました。

私はこの三役目に一番わくわくしました。
もっと長く登場していてほしかったです。


四役目は座頭。

私は、座頭の出も、見逃したような気がします。

最後の姿の消し方にも超びっくり!!

澤瀉屋


五役目は傾城。

ああ、かっこいい傾城、薄雲。
 

六役目が女郎蜘蛛。

最後に赤い毛氈(緋毛氈というそう)の段に乗って見得を切るんですが、
その段のことが、市川澤路さんのブログに載ってました。
お勉強になりました。

後から登場の四天王の二人のうち、巳之助さんはわかったのですが、
もう一方は、どなたかわからなくて。




後からわかったのですが、市川喜猿さんでした。

出演者全員のお名前って、
筋書き買わないとわからないようになってますが、 
チラシに、出演の役者さんのお名前、
小さくてよいので全部載せてほしいものです。

「・・・八犬伝」に梅丸さんが出ていたのですが、お名前なかったし。
まあ、これはすぐわかったので嬉しいサプライズでしたが。


猿之助さんの「蜘蛛絲梓弦」、
踊りの細かい動き、六役の踊りわけ、ふと示す変化の怪しさ、
お茶目な部分、蜘蛛の糸、騙されやすい出と引っ込み(笑)
それに、他の出演者の方々もいるんですから、
一瞬たりとも目が離せません!

ぜひ、もう一度、幕見で、今度は落ち着いて、じっくりと見たいところです。 


にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 歌舞伎へ
にほんブログ村ランキング