2015年7月7日火曜日
七月大歌舞伎 昼の部 「切られ与三郎」”源氏店”
2015年歌舞伎座 七月大歌舞伎 昼の部「与話情浮名横櫛」”源氏店”です。
「げんじてん」 ではなく 「げんやだな」って読むんですね~。
思いがけず猿弥さんがたくさん見れて嬉しかったです~。
お富(玉三郎さん)と二人きりになってから、
まさか、お富の美しさに負けて襲い掛かかるとか??
とハラハラドキドキしながら見ていたのですが、
そのようなことはなく、安心しました。私は濡れ場が苦手なんです。
白粉を塗られたカワイイ猿弥さん、受けました。 (笑)
玉三郎さんはこの場でも本当にすてきで、
鏡台でのお化粧直しの自然な感じなど、特に見とれてしまいました。
それで、観劇の記念に、玉三郎さんのお富が手ぬぐいかけに掛けたのと
同じ手ぬぐいが欲しくなって、観劇後に大野屋さんと、木挽町広場と、
歌舞伎座のビルの上の階のみやげ物やを見ましたが、
売っていませんでした。 がっかり。
木挽町広場のユニクロのポップアップストア、値下げしていたこともあり、
歌舞伎Tシャツ飛ぶように売れてましたから、(特に三猿のもの)
劇中で使ったのと同じ手ぬぐい、館内で販売したら売れると思うんですが。売ってくれないかしら。
海老蔵さんの美男の与三郎。
”見染め”のときと同一人物と思えないほどに
べらんめー調になっていて、キャラが変わりすぎなのは、
歌舞伎ならではのものなのか、それとも、海老蔵さんだからなのか、は謎。
中車さんは、歌舞伎の舞台で、初めて、この”源氏店”で、
違和感を感じることなく、自然に見ることができました。
玉三郎さんのご指導のおかげ様でしょうか。よかったです。
立派なお兄さん。こんなお兄さんがいたらいいですね。
実は兄の中車さんと切られ与三海老蔵さんが話している場で、
玉三郎さんのお富がずっと客席におしりを向けて座っていて、
後ろ姿だったのですが、それもなんだか伝わってくるものがあって、
すばらしかったです。背中の演技というのでしょうか。
幕切れが、唐突で、一瞬 「え?」と思いました。
でも、それはそれでいいかもしれません。
”源氏店”は、玉三郎さん、仁左衛門さんのものも見てみたいと思いました。
昼の部は、「萬屋!」 の大向こうが一番かかってました。
獅童さん、「八犬伝」も「与三郎」も「蜘蛛の絲・・」も出ずっぱり!
新婚パワーとはいえ、体力維持が大変そうです。
獅童さんの蝙蝠安を見て、お隣のご婦人が、
「最近の方は足が長いのよね~」
とおっしゃっていたのに、受けました!(笑)
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