今回は、初見で、イヤホンなしで、
「ほうおう」の解説だけ読んで観ました。
♪死んだはずだよお富さん♪ なのですね。
「”羽織落とし”が見どころ」と書いてあったので、
きっとここがその場面だわ! というところで、
「海老蔵さん、ちゃんと上手く羽織落とせるかしら・・・」
と心配をして、ドキドキしてしまいました。(笑)
海老蔵さん、ちゃんと、羽織、落とせてました。(笑)
”見染め”の場、とにかく美しくて、木造旅館の二階から
木更津の海岸を見ているようでした。
さて、 海岸の場面の前に、
海老蔵さんと九團次さんでお客さんにサービス。
一階のお客さん、みーんな笑顔。
こういうの大好き。
それから、ちゃりんが鳴って、
客席から大きな長い長い拍手。
大向こうもかかっていたとは思いますが、
拍手が大きくてよく聞こえなかったくらいです。
みんな、玉三郎さんを待っていたのですよ~。
そして、いよいよ、二人の出会い。
浜辺から去り際に、花道で玉さまが、
「いい景色だねえ」(場内沸く)
去り行くお富をいつまでも見続ける与三郎、
羽織のことを鳶頭(9團次さん)に指摘されて、
「わかってるよぉー」と、甘えん坊のようなお返事。(場内笑い)
海老蔵さんの”つっころばし”風
私は、いいなあ、と思って見ていたのですが、
お隣のお席のご婦人二人が、
「あれ、頭の弱い人なの?」
「そうじゃあないのよ、あれは・・・」
といった会話をしていて、ちょっと笑えました。
確かに、そのような疑惑を抱かれてしまいそうな
与三郎ではありました。
でも、いいじゃないですか、
美男美女が演じてこその恋愛劇のリアリティ。
「与話情浮名横櫛」の玉三郎さんと海老蔵さんは初顔合わせで、
玉三郎さんのお富は10年ぶりとのこと。
”見染め”の場、とにかく美しかったです。
初見のお富を玉三郎さんで見ることができてよかった。
九團次さん、歌女之丞さんもよかったです。
すべてに感謝。
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