歌舞伎用語の「ニン」という言葉、
お役が、役者さんの持ち味に合っているとか、合っていないとか、
そういうことかなあと、思っていたのですが、
渡辺保さんの「今月の芝居」の国立劇場の劇評に、
はっきりと”ニン”の定義が書いてありました。
「ニンとは歌舞伎の役が要求する身体かつ芸風の条件である。」
だそうです。
なるほど。これでだいぶクリアになりました。
ちなみに、今月の劇評では、
ニンにない。
ニンに合う。
ニンだ。
ニンである。
という使い方がなされていました。
歌舞伎用語メモでした。
あ、それと、
歌舞伎座 昼の部の劇評には、
「蜘蛛絲梓弦」ではなく、「蜘蛛の拍子舞」 と書かれていました。
ということは、「蜘蛛絲梓弦」は、猿之助さんが
「蜘蛛の拍子舞」を澤瀉屋ふうにアレンジしたものなのですね。
「蜘蛛の拍子舞」は見たことがありませ~ん。
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