2015年7月28日火曜日

歌舞伎「ワンピース」配役発表!



28日に帝国ホテルで記者会見が行われ、
スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」の配役が発表されました。

ですが、

私は原作読んでないから、
役名を聞いてもさっぱりわかりませ~ん(笑)

今回の舞台となる
頂上戦争編51~60巻だけでも読めばいいんですよね~。


【スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース 配役】

猿之助: ルフィ/ハンコック/シャンクス

右近: 白ひげ

巳之助: ゾロ/ボン・クレー/スクアード

隼人: サンジ/イナズマ

春猿: ナミ/サンダーソニア

弘太郎: はっちゃん/戦桃丸

寿猿: アバロ・ピサロ

笑三郎: ニョン婆

猿弥: ジンベエ/黒ひげ ティーチ

笑也: ニコ・ロビン/マリーゴールド

男女蔵: マゼラン

門之助: つる

福士誠治: エース

嘉島典俊: ブルック/赤犬サカズキ

浅野和之: レイリー/イワンコフ/センゴク


猿之助さんは三役でしたね~。

主役以外は、


ハンコック。
 
ルフィに惚れている女海賊だそう。 これ楽しみ~。


それから、


シャンクス だそうです。

こちらもカッコよさそう。


福士さん演じるエースは、ルフィの兄。



左がルフィで、右の燃えているのがエースだそうですよ~。


ワンピースは全78巻、夏休みに一気読みなさる方も多いかも(?)




猿之助ルフィのビジュアルイメージが発表されたので追加しますが、


わー、こんなんだ!

と、ちょっと、びっくりしました。


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2015年7月26日日曜日

猿之助さんの「ワンピース」は斜め宙乗り!

歌舞伎版「ワンピース」は、

なんと! 

斜め宙乗り!

中日劇場の「雪之丞変化」の斜め宙乗り
よかったですもんね!

演舞場でも斜め宙乗りができるように
プチ工事を行うのですね。凄い!

それで、鳥屋は上手に設置されるとのこと。
中日劇場とは逆パターンですね。

3階A席の座席の画像を加工してみましたよ~。




グレーの部分が歌舞伎版「ワンピース」の鳥屋です。
(より正確に言うと、鳥屋設置のために座席が使えない部分です。)

ワクワクしてきました~。★


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「与話情浮名横櫛」と「蜘蛛絲梓弦」の幕見情報

歌舞伎座の前を通ったので、今日(25日)の昼の部の
幕見が札止めになった時間を聞いてみました。

「与話情浮名横櫛」は 10時 (発売時間は11時15分)

「蜘蛛絲梓弦」は 11時45分 (発売時間は12時40分)

 で、明日(26日)はもっと早くなるかもしれません、とのことでしたよ~。

 前楽と、楽に並ばれる方、どうぞご参考になさってくださいませ。


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2015年7月22日水曜日

七月大歌舞伎「熊谷陣屋」

歌舞伎座 七月大歌舞伎 夜の部 「熊谷陣屋」だけ観てきました。

幕間に家人とバトンタッチして私は帰宅。
 「怪談 牡丹燈籠」は家人が観劇しました。

お隣のお席の方、びっくりされたよう。(^^;)ゞ

私も以前、お隣の方が変わって驚いたことがあって。
学習いたしました(笑)
歌舞伎ってこういうことができて便利ですよね~。 



「熊谷陣屋」を観るのは三回目。

1度目は、歌舞伎座さよなら公演のとき。
2度目は、その次の月の演舞場での花形歌舞伎。

さよなら公演では吉右衛門さんの直実、
花形歌舞伎では海老蔵さんの義経が印象的でした。

今回、印象深かったのは、芝雀さんの相模です。
よいものを見せていただきました。
ぐっときました。素晴らしかったです!

それと、ついつい、梅丸君に目がいってしまいました。
凄く目立ちますよね!
「いい景色だ~ね~」って(笑)

海老蔵さんは声がしっかり出ていてほっとしました~。
大切なお役の初役という貴重な舞台が観れてよかったです。

今月のお芝居も残りわずかなので、
直実は初日よりだいぶ進化したのではないかと想像します。


舞台写真が売り出されていたので、「蜘蛛絲梓弦」の
猿之助さんと海老蔵さんの花道での2ショットの写真があったら
買おうと思ったのですが、ありませんでした。残念。

舞台中央での2ショットはあったのですが、
あの、物凄い気の押し戻しの対決のところがよかったんですよね~。

番頭新造と傾城薄雲の写真がステキで心を動かされましたが、
我慢しました。(笑)

代わりに、舞台写真が入った筋書きを買ってきました。
八月はこれを見て、スペシャルだった七月を思い返して楽しみま~す。
筋書きには花道2ショットありました~♪。



この景色ともしばらくお別れかな~。

でも、玉さんのお富さんと、お峰さんにもう一度会いたいな~。

今度いつ会えるかわからないですし。

猿之助さんの変化もね、本当はもう一回観たいところなんですよ~。
 
うーん。。。

TVでやらないかなぁ~。


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2015年7月20日月曜日

楽しい! 歌舞伎座ギャラリー「歌舞伎にタッチ!」展

家人の「阿弖流為」観劇の日だったので、
私もいっしょに東銀座まで行って、
歌舞伎座ギャラリーを体験してきました。

楽しかった~!!!


蝶々を飛ばしたり、


馬にまたがったり、

駕籠に乗ったり、
 
蛙を鳴かせたり、

波の音を出したり、



黒御簾で、

雨を降らせたり、

雪を降らせたり、



寺子屋で、

手習いをしたり、

暖簾をくぐったり、




船に乗ったり、


花道で、

傘を差したり、

藤の花を持ったり、

揚幕を引いたり。


会場の案内の方が親切で、
さりげなく、いろいろ教えてくれて、よかったです。

写真も撮ってくれましたよ~。

「歌舞伎にタッチ展」大満足でした!


それから、家人を演舞場に送りついでに
歌舞伎座の昼の部の幕見状況をチェックしたところ、


10時50分で、赤、赤、青でした!

梅雨明けの暑い中、並ばれている皆様、体調を崩されませんように。

歌舞伎座から小さな紙コップででも
冷たい飲み物が提供されたらよいのですが。


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2015年7月18日土曜日

仁左衛門さんが人間国宝に!

片岡仁左衛門さんが人間国宝になられるとのこと
おめでとうございます!

今いらっしゃる 歌舞伎界の人間国宝の役者さんを調べてみましたところ、


坂田藤十郎さん

澤村田之助さん

尾上菊五郎さん

中村吉右衛門さん

坂東玉三郎さん

片岡仁左衛門さん


で、合計6名となるのですね。


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2015年7月17日金曜日

歌舞伎座 七月大歌舞伎 昼夜完売!/海老蔵さんの顔の変化

松竹のチケットWEBを見たら、
このようになってました!


中日を過ぎて、後半、昼夜、完売です!

気持ちいい画面ですね~!

たぶん、何枚かはもどることを期待して、
こまめにチェックしてみようと思います。


それと、

「牡丹燈籠」の海老蔵さんのお顔の変化が面白~い!

進化!

NEW !

かっこよく

NEW !


玉三郎さんにダメだしされたそう。

やっぱり、これくらいやらないとね!(笑)


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2015年7月16日木曜日

再見「芸術新潮」の玉三郎さん特集


歌舞伎座の幕見の販売時間と集合時間の間の待ち時間に、
東劇の1階の本屋に行ったら、玉三郎さんが表紙の
「芸術新潮」のバックナンバーが立てかけてありました。



ああ、やっぱり 美しい。

この、2014年6月号の「芸術新潮」は、
昨年、図書館で借りて拝読し、
いくつか心に残った言葉を手帳に書き留めていました。

船曳先生の文章より、
玉三郎さんの口上、2012年テアトル
「私たちが時間という自然の中にいる束の間の存在なんだときづいた」

「考えているのは、揚巻なら揚巻を、いまの年齢の自分がどのように演じるか、ということである。年齢に抗うことではなく、活用していくこと」

今月の歌舞伎座の玉三郎さんの舞台からも、
たくさんの善いものをいただき、感謝。


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2015年7月15日水曜日

歌舞伎を上演する劇場の客席数

歌舞伎を上演することのある主な劇場や芝居小屋の
客席数あるいは収容人数を多い順に並べてみました。


1)歌舞伎座(幕見席除く) 1808席

2)国立劇場(大) 1520席

3)中日劇場 1440席

4)新橋演舞場 1428席

5)大阪新歌舞伎座(花道使用時) 1377席

6)明治座 1368席

7)博多座(花道使用時) 1340席

8)日生劇場 1330席

9)赤坂ACTシアター 1324席

10)浅草公会堂 1082席

11)南座 1078席

12)大阪松竹座 1033席

13)平成中村座 836席

14)シアターコクーン 747席

15)金丸座 740人

16)京都芸術劇場 春秋座 735席

17)八千代座 650名

18)国立劇場(小) 590席

19)永楽館 353人


御園座は、なくなっちゃいましたけど、
1656席だったので、2位に入る大きさでした。

御園座はいい劇場だったなあ。
もったいなかったなあ。
まだまだ使えそうだったのに。

南座、松竹座は、浅草くらいの大きさなんですね~。

私は、大きな劇場も、中くらいの劇場も、
小さな芝居小屋も、それぞれいいところがあって好きです。

それにしても、やっぱり歌舞伎座はダントツ大きいんですね!

たとえば、今月の、7月大歌舞伎、
25日興行で、昼の部満席として、
延べ 45200人が、あの玉三郎さんのお富さんを、
猿之助さんの蜘蛛を観るということに。

そして、さらに、
椅子席90席、立ち見60人、計150人を追加すると、
48950人にもなります。

最近は歌舞伎座に観劇にくる外国人観光客がだいぶ増えましたから、
今月以外も、幕見椅子席は埋まっていることが多いようですね。

この中で同じ公演を2回、3回と見る人って
どのくらいいるのかしら。

時間と御足が許せば、初日と千秋楽に見たいものですよね~。
えっ、それに中日も、ですか(笑)

以上、歌舞伎メモでした。


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「阿弖流為」 バス


私が観劇した日、演舞場の前に停まっていた「阿弖流為」ツアーのバス。
 


合計6台。

子供連れのママたちもいて、楽しそうでした。


今週末は、家人が「阿弖流為」 を観に行く予定。

あの立ち廻りにきっと驚くだろうな~。
  
 

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2015年7月14日火曜日

ニン


歌舞伎用語の「ニン」という言葉、

お役が、役者さんの持ち味に合っているとか、合っていないとか、
そういうことかなあと、思っていたのですが、

渡辺保さんの「今月の芝居」の国立劇場の劇評に、
はっきりと”ニン”の定義が書いてありました。

「ニンとは歌舞伎の役が要求する身体かつ芸風の条件である。」

だそうです。

なるほど。これでだいぶクリアになりました。


ちなみに、今月の劇評では、

 ニンにない。

 ニンに合う。

 ニンだ。

 ニンである。


という使い方がなされていました。

歌舞伎用語メモでした。

 
あ、それと、

歌舞伎座 昼の部の劇評には、
「蜘蛛絲梓弦」ではなく、「蜘蛛の拍子舞」 と書かれていました。

ということは、「蜘蛛絲梓弦」は、猿之助さんが
「蜘蛛の拍子舞」を澤瀉屋ふうにアレンジしたものなのですね。

 「蜘蛛の拍子舞」は見たことがありませ~ん。
 


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2015年7月12日日曜日

玉三郎さん中車さんの「怪談 牡丹燈籠」幕見


「阿弖流為」を見終わってから、
フツーの歌舞伎が恋しくなって、並んでしまいました。
歌舞伎座の幕見。

4時から並んで、「怪談 牡丹燈籠」79番でした。
椅子席は90席なので、かろうじて座れました。

販売時間の4時45分にはこうなってました。


土曜日だからかな。それとも、ずっとこのような状態なのでしょうか。 
昼の部はもっと凄いことになっているようですが。

 
「怪談 牡丹燈籠」は初見です。

おかしくて(何度も笑っちゃいました)、悲しくて、考えさせられる話でした。
二幕目のお峰が切ない。

昼の部でもそうでしたが、中車さんが違和感なく自然に観れました。
思いがけずとってもよかったです。

お似合いの夫婦でした~。
とっても夫婦愛を感じました。


玉三郎さん、偉大です! 玉三郎さんで見れてよかった~。
「ちゅう ちゅう たこかいな~」(笑)

玉三郎さんとの夫婦役なんて、
演じるほうとしたらドキドキものですよね。 

それから、お楽しみの猿之助さん、
もうちょっと長く出て欲しかった(笑)
でも、一回だけじゃなくてよかったです!

ただ、噺の役の切り替えが、声や話し方が同じようだったので、
イマイチわかりずらかったのが残念でしたよ~。

もう一つのお楽しみの海老蔵さんは、
玉三郎さんのアドリブ、毎回違うみたいですね。

海老蔵さん、今月は昼夜大役なので、
この役で息抜きしているらしい。

お露と新三郎は、どなたかわからなくて、
終わってからチラシを見たら新三郎が九團次さんでした。

弘太郎さんは、今月、昼と夜の出番と出番の間が
なんと8時間もあって大変なようですが、
私としては夜でも見れてよかったです。

お露は玉三郎さんのところの坂東玉朗さんとのことでした。 

4階2列中央からの眺めです。


 
とにもかくにも、ほっとした歌舞伎座でした。

歌舞伎って いいな。 


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歌舞伎NEXT 「阿弖流為」

「阿弖流為」を観てきました。

ほとんど新感線でした。

新感線は、一度、どんなものなのか観てみようと思って、
シアターオーブの「蒼の乱」に行ったのですが、
「阿弖流為」はストーリーをはじめ、何もかも「蒼の乱」そっくり! 
それとも、新感線っていつもこんななのかしら?

松山ケンイチさんのが、勘九郎さん、染五郎さんで、
天海祐希さんのが、七之助さん。

早乙女太一さんの立ち回り、
平幹二朗さんの帝を思い出しました。
  
先代の猿之助さん(猿翁さん)に、新感線の「阿弖流為」は、
ギャクを抜かせば歌舞伎になると言われたという話でしたが、
ギャグ、しっかり入ってました。(減らしたのかもしれませんが)

お客さんは、いつもの歌舞伎の客層とはずいぶん違っていたので、
新感線のファンの人がほとんどだったのかもしれません。
カーテンコール3回ありました。 

七之助さん、最初の場面でのキリリとした表情と目力が印象的。
すばやく回転するたびに衣装がふんわり。 

両花道が効果的に使われていました。
両花道というものは初めて見ました。

 
上手の花道は、本花道より細くて、
よくあんなに細いところを走れるなと思いました。
花道近くの人、汗が飛んできそう。

右列にもモニターが設置してあって親切。
画面は終始映っていました。

染五郎さん、アルフィーの高見沢さんみたい。

新悟くんは女性に見えなかった。
声はきれいでしたが、歩き方とか、男ですよ~。

彌十郎さんの雰囲気には、
こういうお芝居は合っているように感じました。 

勘九郎さん、七之助さん、とってもカッコよかった。
立ち回りもキレキレで、凄いなあと思いました。


・・・でも、音が気になっちゃって。
「附け」が入りすぎ。

「見得」も、流れの中でギャグっぽく感じてしまった時がありました。

セリフも早口すぎるし。 

歌舞伎ではなく新感線を見に来たと思えばいいわけなんですけど。

なんだかなぁ・・・ 


そんな中、わー素晴らしい! 
と思った存在がありました。

それは、萬次郎さん!

私、萬次郎さんは、これまでほとんどノーチェックで、
こんな素晴らしい役者さんとは存じませんでしたので、
早速、家に帰って「かぶき手帖」を見ましたよ~。

これまでは、筋書きの写真が分厚いメガネの人
というくらいしか印象がなかったのですが、
これからは、萬次郎さんを舞台で拝見するという楽しみが増えました。

あと、こんなものがありました!


染~めん五郎 (笑)


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2015年7月9日木曜日

ワンピース


貼っておきます。♪



この漫画、読んだことがなかったので、
先日、TVアニメの第一回の動画を見ました。

主人公が、ゴム人間で、腕が伸びたりする
というのだけは、わかりました。(笑)

準備は、ただ、それだけで、劇場に向かう予定です。

腕が伸びるの、舞台で、どうするんだろう???
 
友人によると、ワンピースのテーマは愛や正義や友情とのこと。
そういうのも、猿之助さんらしいなと思いました。


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2015年7月7日火曜日

筋が変わる???

海老蔵さんのブログに 、

「今月のは今日から節がかわるので・・・」

と。

昼の部おわり風呂へ
NEW !


えーっ?
 
玉三郎さんが、「怪談 牡丹燈籠」の筋を変えていくのかしら???


????? ・・・


で、見直してみたら、「筋」 じゃなくて、「節」 
って書いてあるじゃないですか。

見間違え。(笑)

でも、

清元とか常磐津とか、そいういう節が変わるの??
メンバー交替ということ???

でもなくて、
 
7月7日は小暑で、節(せつ)が変わる、ということらしい。

あー、やっと理解できました。「ふし」じゃなくて「せつ」。
24節気(にじゅうしせっき)のことだったのね。

「今月は・・・」 じゃなくて、「今月のは・・・」って書いてあったから、
”今月の歌舞伎”のことだと思って、勘違いしちゃいましたよ~。

節が変わるので、お軸を変える。
そうですよね~。
 
小暑とは、私の手元にある旧暦ダイヤリーの「tukinokoyomi 15」によると、
暑さがだんだんと強くなってくる梅雨明けの時期 だそうです。

でも、今年はまだ涼しくて過ごしやすいですね。
梅雨も明ける気配なし。

次の節は、7月23日で、大暑。
暑くなっているかしら?


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七月大歌舞伎 猿之助さんの「蜘蛛絲梓弦」

2015年歌舞伎座 七月大歌舞伎 昼の部 初日の「蜘蛛絲梓弦」です。



上演予定時間は60分。

もう、色んなものがいっぱいに詰まった濃厚な一幕でした。

右近さんと獅童さんに続いて、
待ってました! の猿之助さんが、花道七三に上がってくると、

場内ざわ~(ジワがくる)&大拍手。

私のお隣のご婦人は、もう一人のご婦人に、
「え、あれ、猿之助? 猿之助?」 とあせって確認中(笑)
 
私は、猿之助さんにめいっぱいの大きな拍手をしつつ、 がん見しつつ、
「あの童は、女の子?、男の子?」
と、???マークでいっぱいに。

この童、頭はおかっぱ(”切禿”というそうです)で、お口は紅色だけれども、
帯をウエストではなく、腰上で結んでいます。

名前は「熨斗丸」なので男の子なのかな。
性別不明だと怪しさがさらに増します。


二役目は薬売り。

出の瞬間を見逃しました! くやしー~(笑)


三役目は芸者風。

チラシには、お役名に”番頭新造”ってあったんで、
新造という名前の番頭さんの男の役だと思ってたんです。

そうしたら、きれいな黒のお引きずりの女性が出てきたから、
え??
 
”番頭新造”って、
太夫付きお世話役の遊女のことだったんですね。

それに、よく見たら、チラシの役名の
番頭新造のあとに”八重里”という女性の名前が付いてました。

私はこの三役目に一番わくわくしました。
もっと長く登場していてほしかったです。


四役目は座頭。

私は、座頭の出も、見逃したような気がします。

最後の姿の消し方にも超びっくり!!

澤瀉屋


五役目は傾城。

ああ、かっこいい傾城、薄雲。
 

六役目が女郎蜘蛛。

最後に赤い毛氈(緋毛氈というそう)の段に乗って見得を切るんですが、
その段のことが、市川澤路さんのブログに載ってました。
お勉強になりました。

後から登場の四天王の二人のうち、巳之助さんはわかったのですが、
もう一方は、どなたかわからなくて。




後からわかったのですが、市川喜猿さんでした。

出演者全員のお名前って、
筋書き買わないとわからないようになってますが、 
チラシに、出演の役者さんのお名前、
小さくてよいので全部載せてほしいものです。

「・・・八犬伝」に梅丸さんが出ていたのですが、お名前なかったし。
まあ、これはすぐわかったので嬉しいサプライズでしたが。


猿之助さんの「蜘蛛絲梓弦」、
踊りの細かい動き、六役の踊りわけ、ふと示す変化の怪しさ、
お茶目な部分、蜘蛛の糸、騙されやすい出と引っ込み(笑)
それに、他の出演者の方々もいるんですから、
一瞬たりとも目が離せません!

ぜひ、もう一度、幕見で、今度は落ち着いて、じっくりと見たいところです。 


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七月大歌舞伎 昼の部 「切られ与三郎」”源氏店”


2015年歌舞伎座 七月大歌舞伎 昼の部「与話情浮名横櫛」”源氏店”です。

「げんじてん」 ではなく 「げんやだな」って読むんですね~。


思いがけず猿弥さんがたくさん見れて嬉しかったです~。

お富(玉三郎さん)と二人きりになってから、
まさか、お富の美しさに負けて襲い掛かかるとか??

とハラハラドキドキしながら見ていたのですが、
そのようなことはなく、安心しました。私は濡れ場が苦手なんです。

白粉を塗られたカワイイ猿弥さん、受けました。 (笑)

玉三郎さんはこの場でも本当にすてきで、
鏡台でのお化粧直しの自然な感じなど、特に見とれてしまいました。

それで、観劇の記念に、玉三郎さんのお富が手ぬぐいかけに掛けたのと
同じ手ぬぐいが欲しくなって、観劇後に大野屋さんと、木挽町広場と、
歌舞伎座のビルの上の階のみやげ物やを見ましたが、
売っていませんでした。 がっかり。

木挽町広場のユニクロのポップアップストア、値下げしていたこともあり、
歌舞伎Tシャツ飛ぶように売れてましたから、(特に三猿のもの)
劇中で使ったのと同じ手ぬぐい、館内で販売したら売れると思うんですが。売ってくれないかしら。


海老蔵さんの美男の与三郎。
”見染め”のときと同一人物と思えないほどに
べらんめー調になっていて、キャラが変わりすぎなのは、
歌舞伎ならではのものなのか、それとも、海老蔵さんだからなのか、は謎。

中車さんは、歌舞伎の舞台で、初めて、この”源氏店”で、
違和感を感じることなく、自然に見ることができました。
玉三郎さんのご指導のおかげ様でしょうか。よかったです。

立派なお兄さん。こんなお兄さんがいたらいいですね。

実は兄の中車さんと切られ与三海老蔵さんが話している場で、
玉三郎さんのお富がずっと客席におしりを向けて座っていて、
後ろ姿だったのですが、それもなんだか伝わってくるものがあって、
すばらしかったです。背中の演技というのでしょうか。

幕切れが、唐突で、一瞬 「え?」と思いました。
でも、それはそれでいいかもしれません。

”源氏店”は、玉三郎さん、仁左衛門さんのものも見てみたいと思いました。

昼の部は、「萬屋!」 の大向こうが一番かかってました。
獅童さん、「八犬伝」も「与三郎」も「蜘蛛の絲・・」も出ずっぱり!
新婚パワーとはいえ、体力維持が大変そうです。

獅童さんの蝙蝠安を見て、お隣のご婦人が、
「最近の方は足が長いのよね~」
とおっしゃっていたのに、受けました!(笑)


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2015年7月4日土曜日

猿之助さんの「蜘蛛絲梓弦」のポスター


猿之助さんの過去の「蜘蛛絲梓弦」のポスターです。



2009年の大阪松竹座での二月花形歌舞伎。
亀治郎時代のものです。

このポスターを見て、「行きたい~」と思ったものでした。
 
この時の昼の部では、「女殺油地獄」で、
愛之助さんが与兵衛、亀治郎さんがお吉をなさっていたのですね。
いいですね! 

だって、やっぱり、大阪が舞台のお芝居では、相手役は、
大阪弁ネイティブの役者さんで見たいですもの。



2010年 御園座 五月花形歌舞伎

えー、このときは、昼に「男の花道」、
夜に、「夏祭浪花鑑」 と「蜘蛛絲・・・」だったとは!



そして、こちらは明治座での2012年の11月花形歌舞伎のポスター。


   
猿之助になってからのものです。

記憶に新しいですが、遠い過去のことのような気もします。

このときは、夜の部だけ見ました。


三枚のポスターの中では、
松竹座のものがダントツかっこいいですね!



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七月大歌舞伎の幕見

歌舞伎座の七月大歌舞伎、夜の部は、
「熊谷陣屋」と「怪談 牡丹灯籠」です。

「熊谷陣屋」は、歌舞伎座さよなら公演のときに、
吉右衛門さんたちのものを拝見したので、

後日、「牡丹灯籠」だけ幕見するつもりで、
昼の部を見終わった時間にチェックしたら、



このような状態でした。

初日だからかな。それとも、ずっとこんな状態???

皆さん、海老蔵さんの初役ぶりをチェックしにくるのかしら。



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七月大歌舞伎 玉三郎さん海老蔵さんの 「切られ与三郎」”見染め”

歌舞伎座七月大歌舞伎「与話情浮名横櫛」観劇メモです。

今回は、初見で、イヤホンなしで、
「ほうおう」の解説だけ読んで観ました。

♪死んだはずだよお富さん♪ なのですね。

「”羽織落とし”が見どころ」と書いてあったので、
きっとここがその場面だわ! というところで、

「海老蔵さん、ちゃんと上手く羽織落とせるかしら・・・」
と心配をして、ドキドキしてしまいました。(笑)

海老蔵さん、ちゃんと、羽織、落とせてました。(笑)

”見染め”の場、とにかく美しくて、木造旅館の二階から
木更津の海岸を見ているようでした。


さて、 海岸の場面の前に、
海老蔵さんと九團次さんでお客さんにサービス。

一階のお客さん、みーんな笑顔。
こういうの大好き。


それから、ちゃりんが鳴って、
客席から大きな長い長い拍手。

大向こうもかかっていたとは思いますが、
拍手が大きくてよく聞こえなかったくらいです。
みんな、玉三郎さんを待っていたのですよ~。

そして、いよいよ、二人の出会い。

浜辺から去り際に、花道で玉さまが、
「いい景色だねえ」(場内沸く)

去り行くお富をいつまでも見続ける与三郎、
羽織のことを鳶頭(9團次さん)に指摘されて、
「わかってるよぉー」と、甘えん坊のようなお返事。(場内笑い)

海老蔵さんの”つっころばし”風
私は、いいなあ、と思って見ていたのですが、

お隣のお席のご婦人二人が、
「あれ、頭の弱い人なの?」
「そうじゃあないのよ、あれは・・・」
といった会話をしていて、ちょっと笑えました。

確かに、そのような疑惑を抱かれてしまいそうな
与三郎ではありました。

でも、いいじゃないですか、
美男美女が演じてこその恋愛劇のリアリティ。

「与話情浮名横櫛」の玉三郎さんと海老蔵さんは初顔合わせで、
玉三郎さんのお富は10年ぶりとのこと。

”見染め”の場、とにかく美しかったです。

初見のお富を玉三郎さんで見ることができてよかった。

九團次さん、歌女之丞さんもよかったです。

すべてに感謝。




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