2017年4月15日土曜日

四月大歌舞伎 リアルな「熊谷陣屋」


「熊谷陣屋」は四度目です。
これまですべて違う役者さんでした。
今回の「熊谷陣屋」は新鮮でした。

幸四郎さんの熊谷は、リアルというか、
ラテン系というか、現代的というか、
熱い熊谷で、わかりやすかったです。
これまでで一番、熊谷の気持ちに共感できました!

猿之助さんの相模、すごくよかったです!!!
こちらも、これまでで一番、相模の身になって
芝居を見ていました。

猿之助さんは高麗屋の舞台に出ることが多くなっていますが、
今日の相模では、特に、首を見た後、
幸四郎さんの熱さに合わせるような
演じ方をしていたように感じました。

幸四郎さんの熊谷、猿之助さんの相模、
どちらも私の好みでした。

それにしても、猿之助さん、
万野を終えてすぐに相模って、大変!
奴道成寺までの間、体を休められそうでよかったです。

染五郎さんの義経もよかったです。

さて、今日はアレ? と思ったところが
いくつかあったので記録しておきます。

一つは、熊谷が木戸を開けて中に入る前に
履物を脱いだこと。
木戸の中って室内という設定なんでしょうか???
謎です。

もう一つは、
息子は16才、現代でいうと高校一年生です。
そんな大きな息子を背負って歩けるの???
腰大丈夫? って、これは見るたびに思うのです。
左団次さん、とってもよかったです。
すごく、重そうでした。www

今日は土曜日だったせいか大向こうさんの声も
あちこちから聞こえてきました。
人数が多いのはよかったんですけど、
勘弁してほしい大向こうさんがいたんです。

最後の熊谷の引っ込みの時、
早々に「播磨屋!」って掛けた人がいて・・・
配役もろくに見ないで大向こう掛けてるんでしょうか。
出入り禁止にしてほしいレベル。

ほかの大向こうさんはそのタイミングではかけずに、
その後に、ほぼ一斉に掛けていました。

高麗屋!
高麗屋!
高麗屋!
高麗屋!
高麗屋!
高麗屋!
高麗屋!

このくらいの数が掛かってましたね。
きっと私と同じ気持ちだったのね。www


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