今月の祝い幕。
よいですね~!
マルチカラーは実物のほうが若干落ち着いた色でした。
いやあ、「加賀鳶」、
鳶の喧嘩があって私好みの江戸っ子の芝居に違いないと、
ぜんぜん予習なしで見にいったんです。
なんといっても、みっくん出るし、
それから、
成駒屋三兄弟も出るし、
猿三郎さんも出てるっていってたし、
ということもあって。
が、ちょいと予想と違っていました。
でも、面白かった。
幸四郎さん、秀太郎さん、梅玉さん、よかった~。
みっくんは、最初の一場しか出てこなくって、
鳶が花道に並んで七五調の名乗りをするんですが、
先頭が染ちゃんで、
次が成駒屋三男歌之助(なぜか一人だけ白塗り)、
三番目が松也くんで、みっくんは四番目、
その後が右近くん。
私の位置からはそこまでしか見えませんでした。
さらに、以上の五人も、その後の方々も、
どの方のセリフもよく聞き取れませんでした。(泣)
何だかよくわからないまま(笑)、名乗りが終わって全員舞台へ。
その後しばらくして、
その鳶たちが一斉にはっぴを畳み、
肩にかける場面が、かっこよかった~。
ささっと、畳むことができるのって、かっこいいですよね~。
そうこうしているうちに、鳶たち、いなくなってしまいました。
さて、次の場以降の大人の芝居はというと、
ああいうお役の秀太郎さんは初めて見ました。
色気たっぷり。
思いがけず秀太郎さんがたくさん見れてよかった~。
そして、幸四郎さん。
すごく悪役が似合いますね~。
ときたまコミカルなところがあるのが面白くって。
それから、梅玉さん、
意外にも鳶頭のお役がカッコよかった~。
幕切れが、
「え、これで終わっちゃうの!?!!」
って感じで、
児太郎くんの演じた娘はどうなったか、
連れ戻されて助けてもらえたらいいんだけど。
続きが見たい~って思いました。
【追記: 「歌舞伎見物のお供」を拝読したところ、
姪のおあさは逃げ出したが家には戻らず行方知れずで
道玄は女房が隠したとして縄で縛りあげた、
ということだったようです。どうして縄で縛られていたのか
お芝居見ていたときはよくわからなかったんですが、
今、わかりました。おあさ逃げ出せたんですね、よかった~。
一人だけ白塗りの謎も解けました。ありがとうございました。】
猿三郎さんのブログによると、
通しでやると5時間かかるそうなのですが、
全場見てみたいなあと思いました。
猿翁さんがなさったときは、
道玄と梅吉と、もう一役死神をなさり
大好評を得たとのこと。
ううーっ、
猿之助さんで、通しで見てみたくなりましたよ~
見たい、見たい~。
今回、梅吉と道玄を幸四郎さんがなさってますが、
私、梅吉が後に按摩になって道玄と名乗ったのかと、
同一人物なのかと、思っちゃいました。
が、別人だったんですね。
歌舞伎は一人何役もやることが多いから
ストーリーを知らずに見ると、
わけわからん。ってことになることもありますね。
今日は三階に高校生の団体さんがいましたが。
私も猿三郎さんのブログを読んで復習しましょ。
その猿三郎さんですが、
加賀鳶のどこにお出になっていたのか、
見つけることができませんでした。
残念。
あ、それと、今気づきましたが、
今月の興行は「大歌舞伎」ではなく「顔見世」だったのですね。
あと、名乗りの時にセリフが聞き取れなかった件ですが、
声ということに関していうならば、
鳶の中では右近くんの声が一番聞きやすかったです。
オメッティも鳶の中にいて、
左團次さんもいっしょに出られていたようですが、
すぐにいなくなっちゃいました。
贅沢。
さすが、襲名しかも顔見世興行だわいな。
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