彌十郎さん、おめでとうございます!
太和屋!
無事に初日を終えられてよかったですね!
いやあ、「修禅寺物語」ってこんなに面白かったっけ???
こんなにも変わるものなのですね。
まずは、
猿之助さんの姉娘桂、
最高でした!
四代目らしい桂で、
こう来たか、と!
ぴったりのお役となっていました。
夜叉王は、
私はこれまで、
2009年 吉右衛門さん
2014年 中車さん
で見ましたが、
吉右衛門さんの時は、
ひたすら、重く、暗く、シリアスでした。
歌舞伎初心者同伴だったので、
うわー、演目選び失敗した~
と思いましたよ~。
吉右衛門さんはとっても上手だったんですけど。
とにかく重かった。
国立劇場の演出もそれを意図していたと思います。
中車さんの時は、何度か客席から笑いが起こって。
え? なんで笑いが起こるの???
笑う場面じゃないし、
これ、シリアスな劇なのに!!!!
と不服でしたよ~。
中車さんは中車さんらしい熱い演技でした。
今回の彌十郎さんの夜叉王は、
家族愛を感じた夜叉王でした。
笑いは起こってました。
あの場面は本来シリアスな場面なのに。
一階のお客さん、笑わないでくださいよ~。
三階の私の周りでは笑った人はいなかったですよ~。
今回、舞台装置が変わっていましたし、
姉妹の衣装も変わっていました。
猿翁さんのご指示でしょうか。
良いわ~と思いました。
新悟くん、妹らしくて、かわいかったです。
みっくんは好青年の職人さんでした。
それから、萬太郎さん、亀蔵さん、勘九郎さん。
みんな、よかったです。
勘九郎さんと猿之助さんの二人の場面もよくて。
幕引きの猿之助さん桂の表情も最高でした。
追善らしい、豪華キャストで、
私には大満足の「修禅寺物語」でした。
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【追記】
日刊ゲンダイの劇評の一部。
「夜叉王」が主人公のはずなのだが、脇役の市川猿之助演じる「桂」のほうが主人公になってしまう。猿之助の存在感の凄さを改めて感じた。
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