海老蔵さんの「加賀鳶」千穐楽を見てきました。
幸四郎さんで見たばかりですので、
まだ記憶に新しい「加賀鳶」です。
けっこう違ってました。
それぞれの「加賀鳶」でした。
さて、幕開け後の、花道の並びでのセリフ、
今回は、先頭が右團次さん。
決めポーズでの静止姿が、群を抜いて決まってました。
美しい立ち姿。
見とれてしまいました。
次の白塗りはみっくん。
その後ろは男女蔵さん
斜めではなくまっすぐに立っています。
四人目からは私のお席からは
よく見えませんでした。
今回も三階だったので、
黒御簾の音楽が響きすぎて、
またもや、並びのセリフが聞き取れませんでした。
トホホ。
そして、海老蔵さんの梅吉登場。
かっこいいです。
この、鳶たちの場面にはワクワクします。
が、またしても黒御簾の音楽が大きすぎて
セリフが聞き取れませんでした。
トホホ。
歌舞伎座の三階の音響のバランス、
何とかならないものか。
さて、場面変わって海老蔵さんの道玄です。
現代風なアレンジで面白かった。
いろいろ工夫がされていました。
憎めない悪役で、楽しかったです。
この狂言は齊入さんの襲名披露の演目でもあり、
その齊入さんのお兼、若々しかった。
よかったです。世話物いいですね。
笑三郎さんもよかった。
福太郎くんと福之助くんもよかった。
中車さんもかっこよかった。
それから、蔦之助さんが光ってました。
声もよく響いて、今後要注目ですよ~。
今回の「加賀鳶」の幕切れは
幕切れらしくなっていました。
ふと、勘三郎さんの道玄が見たかったな、と。
想像してしまいました。
今日の歌舞伎座は、
海老蔵さんを応援する大勢の人の
気が充満していました。
私の隣の方の拍手が凄まじかった。
よい拍手でした。
2017年の七月大歌舞伎は
皆、一生忘れることができないでしょう。
特別なひと月でした。
千穐楽だけあって、
いつもの平日より大向うの声が多かったです。
それはよかったのですが、
女性の声でかかると、場違いに感じる。
大向うは芝居をよくするために掛けるもの
というのが本来とうかがいました。
自分がかけたいからかける、
自分のためにかける、
というのはNG。
女性の大向うは芝居小屋の空気を乱す。
逆に、
もし宝塚で大向うがあったら、
男性の大向うは禁止。
女性のみにするわね。
それと、今日は、
夏休みだからか、小学生くらいの子供たちの
姿も見られ、嬉しくなりました。
それから、
三階の廊下のお店がいくつか入れ替わったようで
以前よりニーズに合ったものが売られていました。
おいしそうな和菓子が並んいて、
お値段もやや下がっていたので、
次回は幕間に食べてみようかな。♪
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