今日は團菊祭の「魚屋宗五郎」を幕見してきました。
あさってが千穐楽なので、今日でラス３ですね。
チケット発売の1時間前から並んで64番。
眞秀くんが花道を歩くので、
上手よりのお席をゲットしました。
大盛況。立ち見もいっぱいでした。
実は團菊祭は初めてです。
菊五郎さんの「魚屋宗五郎」は、
一度見たいと思っていました。
もう、本当に、これぞ、天下一品！
こんなの初めてだ！
このお芝居自体は過去に2回見たことがあったのですが、
まるで違うお芝居のようでした。
凄い凄い！
型に心を入れて、それが熟して心身一体になって、
まったく自然で。
芝居じゃないような芝居とでもいったらいいのか。
深いな、歌舞伎は。
ここまで到達できる人って、後の世代にいるのだろうか。
その第一歩に立った眞秀くん。
可愛かった～！
自信をもってお芝居してました。
初お目見えを見れるのって幸せだし、
円熟の芝居を見れるのも幸せだ。
菊五郎さんは人に教えるとき、多くを語らないと
よく話にききますが、そりゃそうだよな。
教えられないよ、あんなの。
ただ、「よく見てね。」としか言えないよ。
宗五郎の女房、時蔵さんのおはま。
こちらも最高でした。
息がぴったりで、他の役者さんには代われないな。
菊五郎さんと時蔵さん、ほんとに夫婦だったもの。
いいお芝居を見せてもらいました。
宗五郎の酒呑み姿の可笑しさばっかりの芝居じゃなくって、
それはもちろん面白いんだけれども、
妹への気持ちや奉公先への感謝や恨みやらの複雑な感情が
とても伝わりました。
今週は、「氷艶」を見に行かなかったことを後悔して、
少々気落ちしてたんですけど、
菊五郎さんの「魚屋宗五郎」が見れて、大満足！
音羽屋！
ＰＳ
眞秀くんの出番の時には
菊五郎さんは背を向いて芝居をしているので
眞秀くんのことが見られないんですね。
声だけを聞いているのです。
きっと、すっごく見たいですよね～。
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