2015年11月24日火曜日

ワンピース歌舞伎はどうしてリピされるのか?

先週、二回目見てきました。


奇跡は諦めない奴の頭上にしか降りて来ない!!

奇跡ナメんじゃないよォ!!      by イワンコフ



このセリフ好きなんです~。

あきらめずに、まめに戻り券、チェックしたかいがありました~。




初日の翌日に見たときよりも、

1幕が10
2幕が5
3幕が10

合計、25分短縮されていました!

今思うと、ロングバージョンを見れたのは貴重な体験でした。

どこをどう短くしたのか知りたいですね~



今回は、マンガの頂上戦争編の巻を読んでからの観劇です。
マンガ読むのって、けっこう時間がかかるんですね。

今月も忙しかったんですが、
ついつい、続きを読みたくなっちゃって、
寝不足になりました。(笑)

で、ストーリーが完全にわかったこともあり、
もう、幕が開く前に映される動画とナレーションで
感動して泣いてしまいました。

ナレーションは七之助さんだと思い込んで聞いていたのですが、
実は勘九郎さんでした。ナレーション上手でした。



1幕は本当にすっきりした印象。

名乗りの場面、マンガを読んでからだったので、
とっても感動しました。

ワンピースファンの気持ちがわかりましたよ~(笑)



今回は3階席だったので、2幕はもう、
ひたすらボンちゃんだけを双眼鏡でガン見!

顔芸が最高でした!!

キャラも好きですが、
全身全霊で演じている巳之助さんのボンクレーが
大好きになっちゃって、舞台写真もガン見しました。

買おうかどうかすご~く迷ったんですが、
やめておきました(笑)

クライマックスの宙乗りのときは、
1階席のお客さん、たぶんリピーターの方だと思うのですが、
一人立ち、二人立ちして、ニューカマーたちが
会場に下りて踊りだすと、ほぼ全員がスタンディングで
ハイタッチ大会! 
前回はこんなんなってなかったですよ~

上から見ていても楽しかったです。

上は上で、猿之助さんがだんだん近づいてきて嬉しかったです!

私が初日翌日に見たときには
立ち上がるお客さんはいませんでした。

あの日は、ラストのカーテンコールのときも、立ち上がるお客さんはおらず、
私は立ちたかったんですけど、立てませんでした。
ああ、なんて勇気のない私でしょう。


この日は、撮影カメラがたくさん入っていて、
私が確認できただけでも、
一階最前列に3
桟敷席に左右2~3
舞台下手に上下する無人カメラが1
1階後方に2
おそらく、他の各階にも入っていたことでしょう。






1階最前列と桟敷はお席をとりはらってのカメラ設置ですから、
気合入ってますね。

撮影があったからか、何となく猿之助さん、
カメラを意識した優等生的な笑顔だったような(笑)

WOWOWなのか、衛星劇場なのか、
それとも、シネマ歌舞伎なのかは謎ですが、
シネマ歌舞伎だったらいいな~
映像見るの楽しみです。


3階からは、舞台の床に映し出される
ライティングがきれいでした。


石橋直也さんのダズボーネスが、
なんか雰囲気だいぶ変わってて
メイクも違ってたので、へーっと思ったのですが、
なおやんブログを読んで、びっくり!

初日は江戸っ子ダズだったのが、
後で原作寄りの冷静沈着なダズに変わったそうなんです!

上演期間にキャラまで変えてしまうとは!
さすが、猿之助さんです!

【追記: キャラの変更は直也さんが原作に近づけたいと
願い出てのことだったそうです。チャレンジャー!
江戸っ子版も冷静沈着版もどっちもよかったですよ。
私の好みは冷静沈着なほうかな。】


1回目に見たときも、
ああ、はやく回目見たいって思いましたが、
今回回目見終わって、やっぱり
ああ、また見たいって思っちゃいました。

ブログやツイッターで
たくさんの方がリピしていているのを知り、
中には、回目、5回目という方もいて、
いくらなんでも、見すぎじゃない?
って思ったんですけど、
実際自分がリピしてみると、もう何回でも見たくなる。

こんなことは、他の歌舞伎ではなかったです。
いくらよい舞台でも2回で満足しました。


どうしてワンピース歌舞伎は何度もリピされるのだろう?


一体感、楽しさ、美、感動するストーリー、見所満載
いろんな理由が思いつきますけれど、




何といっても、






登場人物、一人ひとり全員が主人公だから!








ではないでしょうか?




ワンピースの原作の魅力はこれにあると思いました。


もちろん、主役はルフィですが、
一人ひとりが、大切な存在なんです。


そして、その一人ひとりを役者さんが
そういう気持ちで演じているように見えるのです。


だから、もう、一人ひとり、よーく見たいんです。



たとえば、ニューカマーランド、
一回目はニューカマーランドという存在と
ニューカマーの登場自体に大びっくりで!(笑)
浅野さんのイワンコフに目がいってイワンコフばっかり見てました。

今回は2幕は双眼鏡でボンちゃんガン見だったので、
ニューカマーランドの他の人たちのことは少ししか見えてません(笑)

でも、他の人たちも見たいじゃないですか~
だと、やっぱりリピしかありません。


そして、可能であれば、毎回、別の席で見てみたい。

舞台全体がとってもよくできているから、
1階から、2階から、3階から、左から、右から
前方、後方、センターと、
いろんなお席から見てみたいと思ってしまうのです。
見るお席によって、見えるものと見えないものがありますよね。


千秋楽は2階席。

楽しみです!


今回、私の近くの方がワンピースファンで、
それぞれの登場人物が舞台に現れる度に感動の声を上げ、
いろにろな場面で大泣きしてました。

また、歌舞伎初めてらしい若者男子が
本水と、花道でのバクテンにびっくりされていました。


こういうのホント嬉しいです。


楽が近づくにつれて、チケ難となったワンピース歌舞伎。

大阪、博多のチケの確保はお早めに!



福士さんのエースが明日で最後かと思うとさみしいですね。

しっかりと目に焼き付けてこようと思います。


そうそう、舞台写真に、福士さんの写真だけなかった。

売り切れじゃなくて、最初から販売しないということにしたのかな?

【追記】福士さんだけではなく、歌舞伎役者さんでない役者さんの
舞台写真はありませんでした。


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