2017年6月22日木曜日

猿之助さん幸四郎さんの「一本刀土俵入」


いやあ、六月は忙しくって!

やっと夜の部の最後の二つの演目だけ
見ることができました。

「一本刀土俵入」は私にとって特別な作品です。

初めて生で見た歌舞伎で、
さらに、初めて亀治郎さんを見たのが「一本刀土俵入」。

きっとあれ、亀治郎という役者に違いないと
思ったら、やっぱりそうだった、という舞台。

お席は浅草の一階席の前方で、
お蔦を見て、ああ、杉村春子に似ている!
と思いました。

前回の巡業は見に行かなかったので
今回で二度目です。


猿之助さんのお蔦、スッゴクよかった~!!!!!!!


澤瀉屋!


時間と財力があったら、
かぶりつきのお席でリピしていたことでしょう。
こういう人情系のお役大好きです。
感謝。思いやり。恩を忘れないこと。
親への思い。故郷への思い。

あ、何度か怖い目つきをしたのも見逃しませんでしたよ~ww

お蔦はすべてが自然に見えました。
三味線と唄も自然でした。


そして、右近ちゃん。
がんばってました!
あいかわらず透き通るような声でした。
ほっぺもぷっくらでかわいかったです。

出番は8時50分くらいから。
小学校に行きながらの毎日舞台に出ているのですね。
きっと楽しんでるだろうなあ~。

松緑さんのブログにも右近ちゃんのことが書かれていて
ほっこりしました。

そして、そして、みっくんが若い船頭役で出ていました。
双眼鏡でみっくん追ってしまいました。
細かい芸をしていましたよ~。

最後にいかさまサイコロを懐に入れてましたが、
ああ、この人、いかさま賭博しに行っちゃだめだよ~
と思ってしまいました。
その後の若船頭が気になりました。

短い出番でしたが、「御所五郎蔵」での
かっこいいみっくんと、「一本刀」のほのぼのみっくん
両方見れてよかったです。

松也くんもよかったです。
すっかり花のある役者さんになりましたね!
松也くんは声が大きくて
セリフがよく聞こえるのもいいですね。

お顔の傷、今夜のものは
ブログのもの →
とは違ってもっと長かったです。
舞台見たとき、なんかあの傷、立体的!
と思ったんですが、特殊メイクで作ったのね!


さて、幸四郎さんです

よかった~!

最後のセリフで思いがけなく泣いてしまいました。

「お蔦さん、十年前に、櫛、かんざし、巾着ぐるみ、
意見を貰った姐さんに、せめて、見てもらう駒形の、
しがねえ姿の、横綱の土俵入りでござんす」


高麗屋!

幸四郎さんで泣いたのは初めてです。

駒形茂兵衛の気持ちが伝わったんです。

千穐楽まで皆さま無事にお務めくださいますように!

あ、それから、安定の猿弥さん!
最初の場面で、足をつかまれて転ぶんですけど、
本当に転んだように見えました。痛くないのかしら。
すごいなあ、私だったらすごく痛いはず。

今、ブログ書きながらふと思ったんですけど、
幸四郎さんと猿之助さんで喜劇系の歌舞伎やってほしいな!
きっと面白いはず!




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