2018年1月16日火曜日

猿之助さん@高麗屋三代襲名「寺子屋」


今日は、
記念すべき四代目復帰公演の「寺子屋」。
新年初歌舞伎座です。

おっ、高麗屋の一人ひとり独立型の
えらいかっこいいポスターが。
あんまりよく撮れてませんが記念に。





















「寺子屋」はお正月に「こいつぁ春から」で
舞台復帰初日の猿之助さんを見て
ああ、よかった、よかったと安堵していたのですが、
やっぱり生で見ておきたいな、
それに、前半部分も見たいな、と。
最初で最後かもしれないし。

拍手拍手でセリフが聞こえない部分もあったくらい
本日も盛り上がっていました。

かわいい涎くり与太でした。

上からだったのでお習字で
何を書いているかもよく見えました。

涎くりの写真を載せてくれてる
門之助さんのブログのリンク貼っておこ
https://ameblo.jp/takinoya08/entry-12341789618.html

「寺子屋」自体は「熊谷陣屋」と
ごっちゃになるかも、てなくらい
だいぶ久しぶりで、調べてみたら、
前回の「寺子屋」は歌舞伎座さよなら公演。
8年前。私が歌舞伎を見始めたころです。
なんと、配役は同じ幸四郎さん。
それじゃら、玉さんに、
菅秀才が金太郎くんだったのでした!
いやあ、すっかり忘れてる~。

本日の「寺子屋」は、
白鸚さん、左團次さん、梅玉さん、
雀右衛門さん、魁春さん、
東蔵さん、猿之助さん、そして、藤十郎さんと、
豪華メンバー。

帰宅後、歌舞伎美人の特集を見たら、
配役に寿猿さんの名前が。
あら、見逃したかも、残念~。

松王丸は、まず咳が印象的でした。
リアリティ。それから、
一つひとつ丁寧になさっていたように思いました。
最後に桜丸の死を嘆くところが響きました。

TVでたくさんの特番を見て
幸四郎さんの、あ、いや、
新白鸚さんの、人柄が好きになりましたよ~。

襲名おめでとうございます。


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2018年1月9日火曜日

初芝居は新春浅草歌舞伎

時間的なこともあって、
今年のお正月は歌舞伎鑑賞はお休みだな、
と思っていたのだけれど、年明けに
「こいつぁ春から」で浅草が気になって。

今日を逃すと今月はもう行ける日がない。
ということで、急遽一部二部通しで見てきました。

ざくっと感想を書いておきますが、

大満足の新春浅草歌舞伎

でしたよ~。

見に行ってよかった~。

ひさしぶりに来た浅草の街も、
活気があって、美味しくて、お値打ちで!

今回はスケジュールの都合で
昼夜通しで見ましたが、時間が許せば
一部二部別の日に見て、前後の時間に
もっと浅草を堪能できたらよかったな。


浅草といえばお年玉ご挨拶。
今日は、一部松也くん、二部隼人くん。

浅草見るのだいぶ久しぶりなんですけど、
(調べてみたら前回は6年前だった)
お年玉ご挨拶の雰囲気変わったな~。
昔(亀ちゃん時代)は、このコーナー、
面白かったんだけどな。

お二人とも、主に、
お芝居のあらすじとケータイの電源注意
について話していました。うーん・・・
まあ、お年玉だから文句は言うまい。

さて、お芝居です。
まずは「義経千本桜」。
「道行」と「川連法眼館」は何度も見ていますが、
「鳥居前」は初見でした。

いやあ、こういうことだったのかと。
これがあっての「道行」なのかと
妙に納得しました。

隼人君の荒事はどんなんだろうと
ドキドキわくわくしてたんですが、
良い意味で現代風でカッコよかったです。

好みかもしれませんが、
私は荒事は大柄の役者さんがよいです。
そういう点でも隼人君は良かったな。

最後の六方で狐手。
去年の夏の歌舞伎座を思い出しました。

みっくんの藤太はだいぶ双眼鏡で追いました。
やはりみっくんは顔芸を見たくなってしまうのです。

あ、今日のお席は二階最前。
見やすかったです~。
双眼鏡なくても大丈夫な距離感でした。

ですが、最後の目玉、
あれは双眼鏡で見たかった。残念。
初見だから仕方ない。

まるるの赤姫は当然ながら可愛らしかった。


お次は「御浜御殿綱豊卿」
こちらも初見。

いやあ、感動しました!
いい話で・・・(涙涙)
この芝居、好みです。

松也くんは、座頭としての貫禄を感じました。
お年玉ご挨拶はあれれでしたが、
このお芝居には感動しましたよ~。
役者がいいとストーリーに浸れるんですよね。
息をのんで集中しました。

対するみっくんもよかったです。
こちらも双眼鏡で追いました。

そして、一人気になった女形さんがいて、
帰宅後調べたら、中村梅乃さん。
いやあ、梅乃さん、これまでノーチェックでした。
今後要チェックです。

それと、
米子と新子の着物がきれいで双眼鏡チェックしました。
米子はいつも衣装のセンスがいいなあと思います。
後でブログでお衣装チェックをいたしましょう。

それにしても、
よくあんな莫大な量のセリフの芝居ができるのでしょう。
今日の松也さんといい。暮れの直也さんといい。
私も見倣わねば。


さて、第二部は、
まず「操り三番躁」
これは何度か見ていますが、今回は何だか新鮮でした。
どうしてかな?

初めの隼人君の着物のブルーがきれいでした。
和名だと何色というのかしら。
後ろのだらりのような着方も謎でした。
邦楽ジョッキーで教えてくれたらいいな。

さて、お次は「引窓」です。
「双蝶々曲輪日記」は、
「角力場」は何度か見てますが、
「引窓」は初見です。

この芝居の歌昇さんが物凄くいい人で!
私の中で歌昇さんの株が急上昇しましたよ~。

そして、歌女之丞さん、
暮の歌舞伎座の「瞼の母」の夜鷹母もよかったけど
今日の母もよかったな。

それにしても、こんなストーリーがあったのですね!
いい話じゃないですか!
この続きはどういう展開になるのだろうか。
後で調べてみようっと。


さて、打ち出しは「京人形」。
こちらも初見。

去年、松之丞さんで
左甚五郎の講談を聞いてたんですけど、
歌舞伎と講談での甚五郎のキャラが違いすぎ!

それで、最初は、えええ!?って感じでしたが、
後半は甚五郎っぽくなっていたような。
というか、そもそも甚五郎の話は
どこまでが本当なのかわかりませんが。

人形は新悟くん。
ずーーーーっと瞬きをしていなかった。
人間やろうと思えばできるもんなんだ、と。
凄いなあ。

女房役は種之助くんの女形、いい感じでした。
だから、四代目、去年の歌舞伎座で
なめくじに種ちゃんを抜擢したのですね。
私は「浮世風呂」は見なかったので、
今日、そのわけがわかりましたよ~。

以上、8日目の平成30年新春浅草歌舞伎でした。

しかし、通しで見ても夕食に間に合うというのは
私にとっては実にありがたい。



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